【ここでは、様々な角度からAWG製品の選び方をご紹介します。】
①1日で製水可能な水の量を重視する場合
製水量を左右するのは「生成方式」と「部屋の環境(湿度・温度)」です。「冷媒式」は外気との温度差で結露を作り水を精製します。高温多湿であるほど製水量が増え、低温乾燥している環境では製水量は減ります。冷媒式の欠点としては気温が15度以下の場合は結露を作りづらくなるため水を精製することが困難になるという点が挙げられます。そのため冬場は製水量がかなり減ってしまいます。逆に「吸着式」のAWG製品は結露を利用するのではなく、フィルターの吸着を利用した製水方法なので、気温が15度以下でも製水でき、冬場でも製水が可能となります。
結論:AWG製品によって2L~20Lの製水が可能なので、水の量を重視する場合は製水量の多い製品を選ばれると良いでしょう。しかし、冷媒式の場合は冬場には水が製水しづらくかなり製水量が減ってしまうという欠点があることを留意しておくと「冷媒式」にするのか「吸着式」にするのかも含めAWG製品を選ぶ判断基準が明確になるでしょう。
②フィルターと水の安全性を重視する場合
AWG製品では、空気中の汚れを取り除くために「エアフィルター」が使用され、生成された水の不純物を除去したりミネラルを追加するために「浄水フィルター」が使用されています。水の質や安全性に関してはどの製品も差はそれほどありませんがROフィルターは徹底した衛生をたもつフィルターであるため、水の質や安全性を気にされる方はROフィルター搭載のAWG製品を選ぶのも良いでしょう。ただし、ROろ過には注意点があります。それは生成される水に対して廃棄される水の量が多いというデメリットがあることです。その点も踏まえてAWG製品を選ばれると良いでしょう。
③サイズや静音性を重視する場合
冷媒式のAWG製品はコンプレッサーを使用しているため、多少の音が発生しますが、通常の家電と同程度の音です。吸着式はコンプレッサーを使用していないので非常に静かです。音が気になるという方は吸着式のAWG製品を選ばれると良いでしょう。
④本体価格とフィルターなどの維持費を重視する場合
AWG製品の価格は基本的に10万円代~20万円代と大きな差があります。またレンタルをしてるAWG製品もあります。維持費は1年間で数万円かかることが一般的です。レンタルにはフィルター交換などメンテナンスも月々の支払に含まれているため維持費はかからない製品が多くあります。フィルターの維持やメンテナンスも必要になってくるため、本体価格だけでなく維持費を考慮に入れて選ばれると良いでしょう。
⑤電気代を重視する場合
AWG製品の電気代は毎月1000円~2000円ほどかかることが一般的ですが、中には2000円を超えるAWG製品もあります。電気代に関してはどの製品もそれほど大差はないように思われます。電気代だけでなく維持費と併せて年間の金額を算出されると良いでしょう。
⑥製品保証やメンテナンスを重視する場合
AWG製品の保証期間は1年~5年と幅が広いので保証期間の比較もチェックが必要です。また定期的なメーカーメンテナンスはないところが一般的なのですが、メーカーの中には訪問メンテナンスサービスをしているところもあります。メーカーメンテナンスがあると安心できる場合は、定期的なメンテナンスがあるかどうかもチェックすると良いでしょう。